【チェックリスト付き】水滞(すいたい)とは?体が重だるい・むくみが気になる|水滞の原因と改善方法7選

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こんにちは!ウタコです。
ブログに来ていただきありがとうございます。

ししょー!
最近、朝起きたら顔がパンパンだし、夕方は脚がだるくて重い、靴がきついんですよ…
しかも雨の日になると頭が痛い、気分も落ち込んでしんどい…

それ、水滞(すいたい)のサインかもしれんよ!

水滞とは?〜体の中の“余分な水”が巡らない状態〜

水滞(すいたい)とは、体内の水分代謝がうまくいかず、余分な水分が体にたまってしまっている状態を指します。東洋医学では、私たちの体には「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つの要素がバランスよく巡っていることが健康のカギとされています。

その中でも「水」は、体内の水分を指し、血液・リンパ・体液などとして存在しています。

しかし、脾(消化器官)の働きが弱ったり、冷えやストレスで巡りが悪くなると、水分がうまく排出されずに「だるさ」や「むくみ」などの不調につながると考えられています。

私も梅雨時期や生理前などに「なんだか全身が重い…」と感じていたのですが、東洋医学の考え方を知って「これは水滞なんだ」と腑に落ちました。

この記事では、水滞のセルフチェック法から、日常に取り入れやすいケア方法7つまでご紹介していきますので最後までぜひ読んでいただければ嬉しいです!

作成者について
ウタコ

昔から体が弱く年齢を重ねるにつれて、より様々な不調を感じるように。
自身で何とか体調を改善できないか?と、東洋医学やスパイス・ハーブなどを勉強。
セルフメディケーションカウンセラーの資格とスパイス&ハーブ検定資格を保有。

【セルフチェック】あなたも水滞かも?水滞タイプの主な症状

以下のチェックリストを見て、みなさんの状態に当てはまるものがいくつあるか確認してみてください。

3つ以上当てはまった方は、水滞体質の可能性があります。

私自身も生理前や雨の日などは水滞気味なって体が重だるくなるので、舌を鏡でチェックすると歯形がついていて「あ、やっぱり水の巡り悪くなっている…」とチェックすることも多いです。

水滞を改善するには?自分でできる7つのケア方法

水滞は、生活習慣や食事を少し見直すだけでも、整えることができます。ここでは、私自身が実際に試して効果を感じた「水滞改善におすすめの習慣」7つをご紹介します。

①【食事編】体を冷やす生野菜・果物は控えめに

水滞体質の人は、冷たいものや水分の多い食材をとりすぎると逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。

特に注意したい食材

生野菜サラダ(とくにきゅうり・トマト・レタス)
南国系の果物(バナナ・スイカ・パイナップルなど)
・冷たい飲み物(アイスコーヒー・炭酸飲料など)

代わりに、温野菜やスープ、発酵食品を取り入れるのがおすすめです。
体を温めて、余分な水分の排出をサポートしてくれます。

② 【食養生】水滞に効く!おすすめの食材をとり入れる

東洋医学では、「水の巡り」を整えるのに適した食材がいくつかあります。
水滞タイプの人は、次のような“利水”効果のある食材を意識してとるようにしましょう。

おすすめの食材

・はと麦(ハトムギ茶や雑穀ごはんに)
・冬瓜(夏の養生にもぴったり)
・小豆(砂糖を使わず煮てスープにしても◎)
・とうもろこし(ひげも乾燥させてお茶に)
・生姜・ねぎ(体を温めて巡りを助ける)

とくにはと麦は、利尿作用に優れ、体内の余分な水分をスムーズに排出してくれる薬膳食材として知られています。
私は梅雨の時期の飲み物は温かいハトムギ茶を意識してとるようにしています!

👇はとむぎやとうもろこし茶のブレンドした茶葉が無印良品などでも手軽に買えるのでおすすめ

③【飲み物】常温~温かい飲み物を選ぶ

むくみが気になるからといって水分を控えすぎるのは逆効果。
大切なのは「冷たい水を避け、適切に水分をとる」ことです。

おすすめの温かい飲み物

・白湯(朝イチに一杯飲むと代謝アップ)
・ハトムギ茶(むくみ改善の定番)
・黒豆茶や生姜湯(体を温める)

1日1.2L~1.5Lを目安に、こまめに温かいお茶を摂ることで、体内の巡りがスムーズになりますよ◎

👇ティーバッグタイプでたくさん入ってるのでコスパが良いおすすめの黒豆茶です

④【入浴・温活】ぬるめのお湯でじっくり巡らせる

水滞体質の人は冷えやすい傾向があるため、シャワーだけで済ませず湯船につかることが大切です。

おすすめの習慣

・38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分浸かる
・よもぎや生姜の入浴剤で温活強化
・湯上がりに冷やさないよう靴下や腹巻で保温

私自身も、毎晩の入浴で「足の重だるさ」や「頭のもやもや感」が少なくなり、寝つきがよくなりました。

⑤【ストレッチ・散歩】軽く動いて水の巡りを促す

運動不足も水滞の大きな原因のひとつです。
激しい運動ではなく、軽いストレッチやウォーキングなど「動かす習慣」を日常にとり入れるのがおすすめです。

おすすめの運動

朝起きたら簡単な肩回しや首ほぐし
1日15〜20分の散歩
ヨガやピラティスでリンパを意識的に流す

「座りっぱなし」の時間を減らすことが、水の滞りを予防するカギになります。運動が難しかったとしても、意識的に立ったり、伸びをしたりするようにするだけで少し変わると思います◎

⑥ 【生活習慣】冷房の冷え・寝冷えに注意

夏場の冷房や薄着で、知らず知らずのうちに体が冷え、水の巡りが滞ってしまうので注意です!

気を付けるポイント

・冷房の風が直接当たらないようにする
・職場ではひざ掛けやカーディガンを常備
・就寝時は腹巻やレッグウォーマーで冷え対策

特に女性は、お腹・足首・首元を冷やさないことが水滞ケアの基本です。
私も腹巻・レッグウォーマーは必ず使っています!

⑦【メンタルケア】ストレス・睡眠不足も水滞のもと

東洋医学では、「気(エネルギー)」の巡りが悪くなると水も滞ると考えられています。つまり、ストレスや睡眠不足も水滞の原因の一つになります。

気を付けるポイント

・スマホを夜21時以降見ないようにする
・アロマやハーブティーでリラックスタイムをつくる
・夜更かしをやめて、23時には就寝する

心と体はつながっているので「気分の浮き沈みが激しい」「イライラしやすい」人は、メンタルケアも意識すると体調の改善につながります。

まとめ|水滞のサインに気づいて、早めのセルフケアを

水滞って、聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は私たちの身近にある不調の正体だったりします。
たとえば、朝起きたときの顔のむくみ、夕方になるとズーンと重くなる足、雨の日の頭のだるさ。
こうした症状があるなら、体の中の“水の巡り”がちょっと滞っているサインかもしれません。

私自身、まさに水滞タイプです。
気虚も気滞タイプでもあるのですが…笑
「なんとなく体が重いけど、病院に行くほどでもない」「気力が出ない、眠くてぼんやりする」
そんな日が今もたまにありますが、食生活を少し見直したり、温かいお茶を飲むようにしたり、ゆるく続けていくうちに、だいぶ体のリズムが整ってきた感覚があります。

ケアのポイントまとめ

体を冷やす生野菜・果物は控えめに
水滞に効くおすすめの食材をとり入れる
常温~温かい飲み物を選ぶ
【入浴・温活】ぬるめのお湯でじっくり巡らせる
軽く動いて水の巡りを促す
冷房の冷え・寝冷えに注意
ストレス・睡眠不足も水滞のもと

水滞は一晩でスッキリ治るものではないですが、ちょっとしたセルフケアの積み重ねで、ちゃんと変化していける体質の悩みです。

この記事で紹介した7つの方法の中から、気になるものがあればひとつだけでもぜひ試してみてください。
これから梅雨に入る季節なので水滞ケアを取り入れて、健やかに過ごせる日々を一緒に増やしていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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Posted by うたこ