夏のだるさに桃が効く?桃の薬膳パワーに注目!

スパイスとハーブ

こんにちは!ウタコです。
ブログに来ていただきありがとうございます。

毎日毎日暑くてしんどいですよね…。
疲れも全然取れないですし、なんか体がだるい、肌もパサつくし、食欲もイマイチ…
みなさんもそんな夏の不調ないですか?
そんなときにおすすめなのが、旬のフルーツ「桃」です!

甘くてみずみずしい桃は、薬膳の世界では「血流を良くし、潤いを補ってくれる食材」。
たくさん汗をかく夏の水分補給や疲れに良いとされている、まさに今の季節にぴったりの果物とされています。

この記事では、夏に桃を食べるおすすめな理由、おすすめの食べ方・注意点などをご紹介していきます!

作成者について
ウタコ

昔から体が弱く年齢を重ねるにつれて、より様々な不調を感じるように。
自身で何とか体調を改善できないか?と、東洋医学やスパイス・ハーブなどを勉強。
セルフメディケーションカウンセラーの資格とスパイス&ハーブ検定資格を保有。

桃は夏にぴったりな“潤すフルーツ”

薬膳で見る「桃」ってどんな食材?

薬膳の世界では、食材には体を「温める」「冷やす」といった性質や、内臓のどこに働きかけるかなどが決まっています。

桃は「温性」といって、体をほんのり温めてくれるタイプの果物
夏の果物は体を冷やす作用のものが多いので、女性や冷え性の方はとてもおすすめ。

さらに、薬膳では「甘味」は体にエネルギーを与えたり、元気を補ってくれる味とされています。
桃にはほんのり酸味もあるので、疲れた体を元気にしてくれる果物ともいわれています。

また、桃が働きかける内臓(薬膳でいう「帰経(きけい)」)は、肝・肺
つまり、気分の落ち込みや緊張、血の巡り、腸の乾燥による便秘といった女性に多いお悩みにも効果があるとされています。

桃の持つ“潤いパワー”で夏の乾燥を防ぐ

夏って意外と「乾燥」の季節なんです。
汗をかいたり、冷房の風にあたったりすることで、体の中の「水分」や「潤い」がどんどん奪われてしまうんですね。
すると、のどが渇きやすくなったり、肌がかさついたり、疲れが取れにくくなったり…。

そんなときに役立つのが「桃」!
桃には、体の中の潤い(薬膳では“陰”といいます)を補ってくれる力があります。
のどや肌をうるおし、内側から元気にしてくれるんです。

とくに夏バテ気味で、のどが乾きやすかったり、食欲が落ちていたりする人にはぴったり!
桃はまさに、夏の乾いた体を“潤す”フルーツなんです。

桃の薬膳的な効果と女性にうれしい効能

血流をよくして“巡りのいい体”に

桃には「血(けつ)」の流れをよくしてくれる働きがあります。
薬膳ではこれを「活血化瘀(かっけつけお)」といって、血の巡りが悪くて起こる不調をやわらげる作用のこと。

たとえば、「冷え性」「肩こり」「くすみ」「生理痛」「PMS(月経前症候群)」など…。
こういったトラブルの背景には“血の滞り”があることも多いんです。

桃を食べることで、血行がよくなり、体のめぐりがスムーズになるとされています。
月経前になるとイライラしやすい、下腹部が重い、という方には特におすすめの果物ですよ。

お通じ改善やむくみ対策にも

桃には、水溶性・不溶性の食物繊維がバランスよく含まれていて、腸の動きをサポートしてくれます。
さらに、カリウムも多く含まれているので、体にたまった余分な水分(むくみ)を外に出す手助けもしてくれるんです。

便秘やむくみは、女性の大きな悩みのひとつですよね。
とくに夏は冷たいものの取りすぎで腸の働きが鈍ったり、長時間のデスクワークで脚がパンパン…なんてことも。

そんなときに、桃のやさしい甘さと潤いパワーが、体の中をすっきり整えてくれます

夏バテや疲れやすさにもおすすめ

夏って、なんとなくだるかったり、疲れやすかったりしませんか?
暑さによる食欲不振や寝不足、冷たいもののとりすぎで、胃腸もお疲れモードになりがちです。

桃にはクエン酸やブドウ糖など、疲れた体にうれしい栄養素がたっぷり
とくにクエン酸は疲労物質を分解してくれるので、夏バテ対策にぴったりなんです。

しかも、やわらかくて消化もいいので、胃が疲れているときにも安心。
食欲がないときでも食べられるのも魅力ですよね。

桃を薬膳的にさらに楽しむ工夫

生で食べるだけじゃもったいない!食べ方アレンジ

桃って、ついついそのまま食べちゃいがちですが、薬膳的には「温めて食べる」のもおすすめです。

桃は温性の果物なので、冷やす果物よりは体を冷やさす作用はないですが、
冷蔵庫で冷やして食べたり、冷たいスイーツと一緒にとったりすると、結果的に体を冷やしすぎちゃうことも…。

そんなときは、こんな風にアレンジするのがおすすめです!

おすすめの食べ方

・皮をむいて少量のはちみつと一緒にレンチン → 即席コンポートに!
・あたたかい紅茶にスライスした桃をIN → 桃の香りのフルーツティーに
・白きくらげと一緒に煮てデザート風に → 潤いアップの薬膳スイーツ♪

食べ合わせのポイント/避けたい食材はある?

桃は比較的どんな食材とも相性がいいフルーツですが、薬膳的にちょっと注意したい食材もあります

たとえば、こんな食べ合わせには注意が必要です!

注意

・桃 × 冷たい牛乳 → 胃腸が弱い人はお腹がゆるくなりやすい
・桃 × ビールやアイスなどの冷たい飲食物 → 体の冷えを助長するかも

逆に、体を温める効果のある食材と組み合わせると、相乗効果が期待できます!

おすすめ

・桃 × シナモン → 血の巡りアップ
・桃 × 生姜 → 胃腸を温めて元気に
・桃 × はちみつ → 潤いアップで喉にやさしい

桃をもっとおいしく、体にやさしく楽しむために、ちょっとした“組み合わせの工夫”をしてみるのがおすすめです

生の桃が手に入らないときは?

今は物価高で果物類も高くなっていますし、私も「桃食べたい!」と意気込んでスーパーに行ったもののあまりに高くて手が出せず、しょんぼりしながら帰ることもしばしば…

あとは、すぐに食べないと痛んでしまうなど一人暮らしの方は特に買いづらかったりしませんか?
そんな方に向けて個人的におすすめの商品をいくつかご紹介します!

デルモンテ ピュレフルーツ すりおろし白桃ミックス

ピューレとジュースの間のような感じかなーと。
果実100%で通常価格が約250円/個なので、ストックしておいて朝ごはんのときやおやつ代わりにおすすめです!

おやつTIMES 福島のセミドライもも

ドライフル

は色々売ってますが、国産を使った商品はあまり見かけなくないですか?
こちらは福島の桃を使っているのが嬉しい商品です。
シロップでつけているそうで、少し甘みが強いかなと思ったので食べ過ぎ注意かもです。

よくある疑問Q&A!桃と薬膳にまつわる素朴なギモン

「桃って体を冷やす果物じゃないの?」

実は、桃は「温性」で体を温める性質のある果物です。
これは薬膳的な視点で見ると意外ですよね。

ただし、冷蔵庫でキンキンに冷やしたり、冷たいスイーツと一緒にとったりすると、結果的に体が冷えてしまうこともあるので注意が必要です!

どんなに体にいいものでも「食べすぎ」はNG!
桃はやさしい果物だけど、食物繊維が豊富なので、食べすぎるとお腹がゆるくなることも

とくに冷たいまま食べると胃腸に負担がかかるので、1日1個くらいを目安にしましょう!

まとめ

こんなときこそ桃を!おすすめのシーンとタイミング

◎ 暑さでだるいとき/汗をかきすぎたとき
PMS(月経前症候群)や冷えが気になるとき
肌の乾燥や夏枯れ肌が気になるとき

夏の体にやさしく寄り添ってくれる果物「桃」。
薬膳では、体の潤いを補い、血の巡りをよくしてくれる“夏の味方”として重宝されています。
冷えや疲れ、便秘、肌の乾燥…そんな不調を感じたときこそ、桃をうまく取り入れて、内側から整えてみませんか?

「薬膳」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、まずは旬の食材をおいしく食べることが第一歩。
この夏はぜひ、桃のちからを味方にして、心と体をゆるっと整える養生をはじめてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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Posted by うたこ