【むくみ・だるさ】梅雨の不調に効く!はとむぎ茶の効果とは?

スパイスとハーブ

こんにちは!ウタコです。
ブログに来ていただきありがとうございます。

作成者について
ウタコ

昔から体が弱く年齢を重ねるにつれて、より様々な不調を感じるように。
自身で何とか体調を改善できないか?と、東洋医学やスパイス・ハーブなどを勉強。
セルフメディケーションカウンセラーの資格とスパイス&ハーブ検定資格を保有。

もうすぐ梅雨がきますね!
梅雨になると、湿気や気圧の変化でなんだか体が重い、朝からだるい、肌もくすみがち…。
そのようなちょっとした不調悩みませんか?
私も毎年この時期になるとむくみや肌トラブルが気になってきます。
薬膳を学び始めてから知ったのが、梅雨の何となく不調は、“体の余分な水分=湿”が原因かもしれないということ。
そしてそれを改善するために、手軽に取り入れられるものの一つに「はとむぎ茶」があります。

今回は薬膳などを勉強している私がお伝えする、むぎ茶の効果や美容・健康へのうれしい作用、効果的な飲み方までをわかりやすくご紹介します。

この記事はこんな方におすすめです

✅梅雨時の不調をなんとかしたい
✅むくみやすいのを改善したい
✅手軽に体を整える習慣を始めたい

はとむぎ茶ってなに?

はとむぎの薬膳的な特徴

最近よく見かける「はとむぎ茶」。
美容や健康にいいと聞いても、「どんなお茶なの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

はとむぎはイネ科の植物で、漢方では「ヨクイニン」としても知られています。実は古くから東洋医学や薬膳で使われてきた食材。

薬膳の考え方では、はとむぎは「余分な湿(しつ)」を体の外に出してくれる働きがあるとされています。

この“湿”というのは、むくみや重だるさ、肌トラブルなどを引き起こす原因のひとつ。
だから、はとむぎ茶は、そうした不調を感じやすい梅雨や夏の時期にぴったりの飲みものです。

さらに、はとむぎは胃腸を元気にしてくれる「健脾(けんぴ)」の働きもあります。
なんとなく食欲が出ない、疲れがたまりやすい……そんなときにおすすめなのが「はとむぎ茶」です!

 はとむぎ茶の製法と特徴

はとむぎ茶は、はとむぎの実を焙煎(ばいせん)して作られるお茶です。

焙煎することで香ばしい香りが引き立ち、クセがなくとても飲みやすいのが特徴。カフェインを含まないので、夜のリラックスタイムにも安心して飲めます。

ちなみに、よく似たお茶に「麦茶」がありますが、麦茶は大麦を焙煎したもので、はとむぎ茶とは原料がまったく違います。

麦茶も夏にぴったりですが、はとむぎ茶は薬膳的な観点からも「巡りを良くする」「余分な湿気を排出する」といった機能があり、美容と健康へのアプローチ力がとても高いんです。

はとむぎ茶の薬膳的な効果と効能

利水滲湿作用によるむくみ解消

はとむぎ茶には、「利水滲湿(りすいしんしつ)」と呼ばれる働きがあります。
これは、体の中にたまった余分な水分を体外に排出してくれる、いわば“水はけをよくする”ような作用

たとえば、朝起きて顔がむくんでいたり、夕方になると脚がパンパンになったり……そんな「むくみ」に悩む人にとって、はとむぎ茶はとても心強い味方。
体にこもった湿気をスッキリ流してくれるので、特に梅雨や湿気の多い季節にぴったりの飲みものです。

健脾作用による胃腸の調整

薬膳では、胃腸の働きを支えることを「健脾(けんぴ)」といいます。はとむぎ茶は、この健脾作用にも優れています。

胃腸が弱ると、消化不良や食欲不振、下痢やお腹の張りといった不調が現れやすくなります。

また、東洋医学では「脾(ひ)」という臓器が気(エネルギー)や血を作り出すと考えられており、脾の調子が悪くなると全身の不調にもつながります。

はとむぎ茶はそんな脾(=胃腸)の働きをやさしくサポートしてくれるお茶。食欲がないときや、お腹の調子がすぐれないときに、ゆっくり飲んでみるのもおすすめです。

清熱排膿作用による肌トラブルの改善

もうひとつ注目したいのが、はとむぎ茶の「清熱排膿(せいねつはいのう)」作用。
これは体の中の余分な熱を冷まし、炎症をおさえ、膿を外に出すという働きです。

特にニキビや吹き出物、湿疹といった肌トラブルに悩む方には、この作用がうれしいポイント。
肌の赤みやかゆみを感じるときは、体の内側に“熱”がたまっているサインかもしれません。

はとむぎ茶はそんな熱をクールダウンしてくれるだけでなく、肌の代謝もサポートしてくれるので、美肌ケアの一環として日々の習慣に取り入れるのにぴったりです。

はとむぎ茶の美容・健康効果

美肌効果と肌のターンオーバー促進

「肌の調子がなんだかイマイチ…」「シミやくすみが気になる」
そんなお悩みを抱えている方にもはとむぎ茶はおすすめです!

はとむぎは、東洋医学的に「肌のターンオーバーを促す」とされ、漢方では肌荒れやいぼ取りの処方としても使われてきました。
これは、老廃物や余分な水分を排出しながら、内側から肌の生まれ変わりを助けてくれるというもの。
また、はとむぎに含まれるアミノ酸やビタミンB群には、肌の保湿や再生をサポートする働きも。

毎日コツコツと飲み続けることで、自然と肌にツヤや透明感が出てくるのを感じられるかもしれません。
特別なスキンケアも大切ですが、「飲むスキンケア」としてはとむぎ茶を取り入れるのも、美容習慣としておすすめです!

デトックス効果と体内浄化

毎日なんとなく重だるい、体がスッキリしない…そんなときは、体の中に老廃物や余分な水分がたまっているサインかもしれません。
はとむぎ茶には、利尿作用があり、体内の余分な水分や毒素を自然に外へ出してくれる働きがあります。

特に、外食が多かったり、甘いものをよく食べる人は、体に「湿」や「熱」がたまりやすく、デトックスの必要度が高くなりがちです。
体の巡りが悪くなると、肌トラブルだけでなく、冷えやだるさ、頭重感などの不調につながることも。
はとむぎ茶はそんな“つまり”をやさしく流し、内側から軽やかな体へ導いてくれる存在。
無理な断食やサプリに頼らなくても、毎日の1杯が「巡りのいい体づくり」にひと役買ってくれます。

はとむぎ茶の飲み方と取り入れ方

飲むタイミングと量

はとむぎ茶がおすすめなのは分かったけど、
どのタイミングで飲めばいいのかな?
たくさん飲めば飲むだけ効果があるの?

はとむぎ茶は、基本的にいつ飲んでもOK。ノンカフェインなので、朝から夜まで時間を問わず楽しめます。

◆特におすすめしたいタイミング
・朝起きたとき:寝ている間にたまった体の“湿”を排出しやすくなり、代謝もアップ。
・日中の水分補給に:むくみが気になる人は、こまめに飲むことで余分な水分の巡りを促進。
・お風呂上がりや寝る前:体が温まり、リラックスモードに入るタイミングで飲むと、より効果的です。

1日1〜2杯を目安に、無理なく続けることが大切。
毎日のルーティンに自然と取り入れるのがおすすめです。

他の薬膳素材とのブレンド

はとむぎ茶は、それ単体でも十分に効果がありますが、他の薬膳素材と組み合わせることで、さらに相乗効果が期待できます。

たとえば、以下のようなブレンドです。

・はとむぎ+黒豆茶:美肌&アンチエイジング効果。香ばしさもアップ。
・はとむぎ+生姜スライス:体を温めながら余分な湿を排出。冷え性さんにぴったり。
・はとむぎ+陳皮(ちんぴ):胃腸を整え、気の巡りもサポート。梅雨どきの不調対策に。

どれも薬膳素材としては定番ですが、いきなりたくさん取り入れようとせず、自分の体調や好みに合わせて少しずつ試すのがポイントです。

市販のブレンドティーも種類が豊富なので、「今日はどんな組み合わせにしようかな」と楽しみながら選んでみてくださいね。

はとむぎ茶を飲むときの注意点と副作用

飲みすぎに注意!体質によっては合わないことも

はとむぎ茶はノンカフェインで体にやさしいイメージがありますが、どんなに良いものでも「飲みすぎ」には注意が必要です。体を冷やす作用があるので、冷え性の方は温かい状態で飲むのがおすすめです。

また、はとむぎには利尿作用があり、余分な水分を出してくれる反面、飲みすぎると必要な水分まで排出されてしまうこともあります。

特に、以下のような体質の方は注意が必要です

乾燥肌・便秘がち・体が冷えやすい方
 →体内の潤いが失われやすくなることがあります。
・胃腸が弱い・疲れやすい方
 →利尿によってエネルギー(気)も消耗してしまうことも。

薬膳では、「健やかな巡り」を保つには、自分の体質に合ったものを「適量」取り入れることが大切とされています。
はとむぎ茶も一日1~2杯程度にしましょう。

妊娠中や持病のある方は医師に相談を

はとむぎ茶は自然な素材でできており、基本的には安心して飲めるお茶ですが、妊娠中の方や持病のある方は、念のため事前に医師に相談するのが安心です。

特に注意したいのは以下のようなケースです
妊娠初期の方:はとむぎには、古くから「子宮収縮作用があるのでは」という説もあり、慎重に扱われています。
・腎臓系の疾患がある方:利尿作用があるため、体への負担になることもあります。
・持病で服薬中の方:薬との相互作用がないか確認するのがベストです。
アレルギーのある方:イネアレルギーのある方はアレルギー反応が出る場合があります。

どんなに身体によいとされているお茶でも、「誰にでも、どんな時でも安全」というわけではありません。
自分の体調を確認しながら、無理なく取り入れることが大事です。

ネットなどで気軽に買えるおすすめのはとむぎ茶

無印良品「水出し 穀物ブレンド茶」

はと麦以外にも、大麦、米、とうもろこし、小豆の5種類をブレンドしているお茶。
ノンカフェインで普段飲むお茶におすすめ。

無印良品「水出し 穀物ブレンド茶」

幸せの豆の木 はと麦茶 国産 5g×54包(270g)

マグカップに1包入れてお湯を
リンクぐだけで簡単に飲める手軽さがおすすめ
54包入りという大容量もコスパバツグンで魅力!

タマチャンショップ 発芽ハトムギティーバッグ30包 べっぴんはとむぎ

たったの8%しか国内生産されていない貴重な国産はと麦を100%使用した「はとむぎ茶」。

美容にとってもいい「ヨクイニン」を抽出しやすくするために、はとむぎの殻をとっているというそのひと手間が嬉しいお茶です!

まとめ:梅雨の不調対策に、はとむぎ茶!

湿気が多く、なんとなく不調を感じやすい梅雨の時期。

冷え・むくみ・肌荒れ・気分の落ち込みなど、さまざまな不調を感じるこの季節に、はとむぎ茶はとても頼りになる存在です。

はとむぎ茶はこんな方におすすめ!
✅朝起きてもなんとなく体が重い
✅梅雨になるとむくみやすくなる
✅肌荒れが気になる
✅甘いものや脂っこいものをよく食べる
✅冷え性や生理前の不調に悩んでいる

薬膳の視点から見ても、はとむぎは「湿を排出し、体の巡りを整える」食材の代表格。
毎日のお茶を少し変えるだけで、体がゆっくりと整い、気づけば心も軽くなっているかもしれません。
1日1杯の“ゆるっと養生”で一緒に梅雨を乗り切っていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

スパイスとハーブ

Posted by うたこ