季節に合わせて選ぼう!お茶を選ぶポイントとは?

薬膳,養生

こんにちは!ウタコです。
ブログに来ていただきありがとうございます。

まだまだ寒さが厳しいですが、近くの公園で早咲きの桜の蕾が一つ咲いていて、もう春が近いなーと感じました。

春は暖かくなって過ごしやすいと思いがちですが、他の季節よりも気圧の変化が大きく、自律神経が乱れやすいとされています。
また、梅雨は湿気夏は暑さ秋は乾燥冬は寒さなど、日本は季節によって自然のエネルギーが変化していきます。

これを東洋医学では六気といいます。

六気→陰陽のバランスの変化によって生まれる自然エネルギー

人の体は自然の影響を常に受けています。
この自然の変化に人の体も順応する必要があり、季節に合わせた過ごし方をすることで、不調を招くのを予防することができます

今回は季節に合わせた過ごし方の中でも、季節ごとのお茶を選ぶポイントについて書いていきたいと思います。

春に選ぶお茶のポイントとは?

春の天の気はです。
体内の気の流れを乱すとされています。
気圧の変化が大きく、自律神経が乱れたり、ホルモンバランスも乱れやすくなります
イライラしたり、気分が不安定になるのが春の特徴です。

では、そんな春にはどのようなお茶を選べばいいのか?
ポイントを3つご紹介いたします。

1.気を巡らせる

前述したとおり、春は気の流れが乱れやすいので、気を巡らせるお茶がおすすめです。
気を巡らせるのに効果があるのは、香りのよいお茶で、
ジャスミンティー柑橘系のフレーバーティーなどがおすすめです。
カモミールティーもリラックス効果があるので良いと思います!

また、薬膳でいうと陳皮というみかんの皮を乾燥させたものが、気を巡らせるとされています。
紅茶や緑茶を飲む際に、茶葉に陳皮をティースプーン1杯ほどを加え一緒に淹れるなどすると簡単にできるのでおすすめです。
陳皮だけでもお茶として飲むことができますよ!

2.血を補う

春は、冬の間にため込んだ老廃物をデトックスしたり、寒い気候で低下しがちな生命力を蓄えるために、体や心を栄養する機能のある血(けつ)を補うことも大事とされています。

血を補うのにおすすめのお茶は、なつめやクコの実、黒豆などです。
なつめは属性が温(体を温める)なので、季節の変わり目でまだ寒さが残っているときに特におすすめです。
クコの実や黒豆は属性が平(体を温めることも冷やすこともしない)で、温かくして飲むとよいと思います。

なつめ茶はなつめを煎じたり、煮だしだり…なんやらかんやらと、少し手間がかかる😅

ですが、こちらのお店「なつめいろ」さんのなつめ茶はティーバッグなので、手軽に飲めておすすめです。
私は最初なつめ茶が苦手だったんですが、なつめいろさんはなつめ茶のブレンドティーもあって、なつめの味が得意じゃない方にも飲めるお茶もあるので、そこもおすすめなポイントです!

なつめ茶は、鉄分補給もできるし、一石なん鳥なんだという感じです(笑)

梅雨に選ぶお茶のポイントとは?

梅雨の天の気は湿で、水の流れが滞る時期とされています。
実際に湿気が多く、体に余分な水分が滞りがちでむくみやすいですよね。

また、消化吸収や余分な水分を外へ出す役割をしている脾(ひ)に、水分が溜まると消化力も衰えがちになります…。

では、そんな梅雨にはどんなお茶を選べばいいのか?
おすすめのお茶をご紹介していきます。

1.尿を良く出して余分な水を外へ出す

体内に水分が溜まりがちということは、水分を外に出してくれるデトックス効果のあるお茶がおすすめです。
はとむぎ茶とうもろこし茶黒豆茶はデトックス効果が高いとされています。

ただ、はとむぎ茶は微寒(体を冷やす)という属性のため、冷え性の方は温かいお茶で飲むとよいでしょう。
とうもろこし茶や黒豆茶は平の属性になります。

2.胃腸の消化力を上げる

胃腸の消化力を上げるためには、消化のよい食べ物を摂ることが大前提にありますが、お茶としておすすめなのは、なんと!こちらもなつめ茶です(笑)

なつめは、消化吸収の機能がある脾(ひ)のはたらきを整える作用があるとされています。
体力や気力を補う効果もあるので、なつめ茶は梅雨にぴったりのお茶です😊

夏に選ぶお茶のポイントとは?

夏の天の気は、熱(火)・暑です。そのままですね(笑)
夏は、体に熱がこもりがちになります。
また、日本の夏は湿度も高いので、水が滞りがちにもなります。

では、そんな夏に選ぶお茶はどんなものがいいのでしょうか?

1.熱をクールダウンする

熱がこもりがちなので、体内の熱をクールダウンさせる作用のあるお茶がおすすめです。

一番手軽にとれるお茶としては緑茶です。
緑茶は涼(体を少し冷やす)という属性になるので、夏に飲むのがおすすめです。
反対に、冬に緑茶をたくさん飲むのはあまりおすすめしないです💧

夏でも、冷たい緑茶をたくさん飲んでしまうと体内がとても冷えてしまうので、温かい緑茶を飲むと良いと思います。

2.尿を良く出して余分な水を外へ出す

梅雨から引き続き、夏も湿気で体の水分がたまりやすいので、デトックス効果のあるお茶も合わせて飲むと良いと思います。

おすすめとしては、梅雨に選ぶお茶と一緒になりますが、むぎ茶とうもろこし茶黒豆茶です。
ちなみに、汗を大量にかいているときは、デトックスよりも気や血を補うお茶を飲むと良いようです。
その場合は、なつめ茶がおすすめです。

なつめ茶の万能感すごい(笑)

秋に選ぶお茶のポイントとは?

の天の気はです。乾燥の燥ですね。
夏から秋にかけて、空気がどんどん乾燥してくるにつれ体の中も乾燥してくる季節です。
また、夏の間に汗をたくさんかくので、気(エネルギー)が不足しがちな時期でもあります。

では、そんな秋はどのようなお茶を選べばいいのか?
おすすめポイントをご紹介いたします。

1.潤わせる

空気が乾燥してくる秋は、体内が乾燥してしまうため、潤いを補うお茶がおすすめです。
特におすすめしたいのは、杏仁茶です。
杏仁豆腐を作る材料の「杏仁霜」を使うと、自宅でも簡単に作ることができます。

<作り方>
①ホットミルクまたはホット豆乳を作る。
②そこへ小さじ1程度の杏仁霜を入れ、ぐるぐると混ぜる。
完成!!

★甘みが足りないときは、はちみつやお砂糖を少し加えてみてください😊

2.気を補う

秋は、夏に沢山かく汗によって、気(エネルギー)が失われてしまうため、気を補うお茶がおすすめです。

特におすすめなのは、またまた出ましたなつめ茶です(笑)
体力や気力を補ってくれ、元気になれるなつめ茶。万能すぎ!

また、気を補うのに、はちみつもおすすめなので、紅茶やハーブティーなどにお砂糖ではなくはちみつを加えて飲むのも良いと思います。

冬に選ぶお茶のポイントとは?

最後になりました!
の天の気は寒(かん)です。読んで字のごとく寒いので、体を冷やしてしまいます

また、寒くなると体の熱を発散させないように汗を外に出さなくなります。
そのため、体内の不要な水分を出すのが尿だけになってしまい、尿を排出する作用をつかさどるへの負担が大きくなってしまいます。

そんな冬にはどのようなお茶を飲めばいいのか?
ポイントをご紹介していきます。

1.温める

冬はとにかく体が冷えるので、温める作用のあるお茶がおすすめです。
私は、生姜やシナモンが入ったお茶を寒い時期に良く飲んでいます。

マサラチャイスパイスチャイが生姜やシナモン、他のスパイスも入っているので手軽に飲めるかなと思います。

無印やカルディなどでも買えますし、ネットでも色々な茶葉やブレンドのチャイが売っているので、好みのものを探すのも楽しいですよ☕

2.血を補う

冬の寒さにより五臓の一つ腎(じん)が弱ってしまいます。
血を補うことで、腎のはたらきを助け、免疫力の低下も防ぐことができるので、血を補うお茶がおすすめです。

血を補う、腎のはたらきを助けるのにおすすめなのは黒豆茶です。
無印でも売っていますし、スーパーなどでも手に入るので、手軽に飲めるのもよいですよね。
香ばしくて飲みやすいので、貧血気味の私は冬だけじゃなく一年中飲んじゃいます(笑)

まとめ

今回は季節ごとに選びたいお茶のポイントをご紹介いたしました。
食事や生活リズムだけでなく、普段飲んでいるお茶も季節に合わせてみると、それぞれの時期を快適に過ごすことができると思います。

こちらのブログが少しでもお役に立つことができれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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Posted by utako